下級てき住みやかに

来世のためにと奮闘してきた彼は幸せだったのかな?

仕事帰りには、定期的に運動公園へと向かう。

『歩く』『走る』単純な行動を習慣づけることで健康を維持することができる。
単調なことだけど、安上がりで、かつ、効果が顕著に現れる。歩くって本当にいいんだよ。

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2.1km の公園内を、3周程ジョギングして帰宅することを日課にしている。
ちょうど、2周ぐらい走り終えたところで、男性と警察官が揉めている現場に遭遇した。

普段は、あまり気にもしないが、男性は声を荒げて警察官を威嚇していた。

走っているスピードを緩めて男性の顔を見つめる。

ボサボサの髪に、伸び放題の髭。お世辞でも綺麗とは言えないような身なり。

別段、取り押さえようとしている訳でもなさそうだから、事情聴取でもされているんだろう。

理由もよくわからない。普通は暴れない?というより警察から聞かれることもない。強いて言えば、飲酒検問ぐらいかも。


声を荒げて警察官に威嚇している彼を知っている。

名前は全く思い出せないが、あだ名は確か…。

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『来世君』中学校の同級生である。

 

彼の家族は熱心な信仰化であり、彼もなお、熱心に信仰していた。週日を問わずに、家族一丸となって宗教活動をしていた。

それが、僕が知る彼の全てだったように思える。 

頭の出来は良かった。一学年が12クラスもあり、互いに競争することが正しいとされていた時代。

全校生徒のテストの番数が廊下に張り出される。彼は、常に5番以内をキープしていたと思う。


うろ覚えではあるが、彼は、『来世のため』に、『現世の全てを捧げている』のだと言っていた。

“人とは神とは” よく口にしていた。

争うことは何も生まれないと豪語していた。でも、異なる信仰の同級生とは対立していた。違う…そうじゃないって。

全てのものには命があると言いつつも、手に止まったやぶ蚊を、バチっと叩いていた。

なんとなく、彼のことで思い出すのは、行動と言動に違いを感じた時の、軽くツッコミたくなる曖昧な記憶しか出てこない。

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『触るな!煩い!』警察官に声を荒げる彼。

僕が、頭の中で認識していた彼の姿はもうない。

180度、変わってしまった感じに驚きつつも、それでいいんじゃないかとさえ思えた。

”前世、現世、来世“  僕は、よくはわからないけど

 

人として、ここに存在している。喜怒哀楽を捨てきれない欲の深い人間として存在している。

人として生まれたのであれば、人として歩んでいけばいいんじゃないかと思う。

泣いて、笑って、怒って...。

それ以上でも、それ以下でも…。

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彼にかけてあげる言葉は見つからないけど…。

お互いにそれなりの年月を過ごしてきた。幸せだったかい? 楽しんできたかい? これからも楽しむかい?

 

僕は、それとなく、日々の幸せを感じられるようには過ごしてきた。この時間を、ひたすら感謝して生きていく。

当たり前であることが、当たり前じゃなくなることを恐れているから…。弱い人間だけど全力で人として生きる。

人は人として全うすればいいと思うんだけど…。

 

id:catpower 島猫さんの記事に、共感したことを思い出していた。

catpower.hatenablog.com

 

なんとなく…変わり果てた彼をみて切なかった。

言動もそうだけど、身なりもちょっと怪しいものがあったから。本人が幸せならば、それでもいいけど...。

 

考えながら公園をひたすらグルグルと。いつもより余計に周ってしまった。12km…頑張った。ふぅ...。寝るわ。

 

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