豚で人間の臓器の製造を解禁する。報道番組を見てびっくりしてしまった。
移植手術の臓器を、ブタなどの動物の体内で作り出すという研究は、既にアメリカで先行して行われてきたようですが、国内でも文部科学省で大筋で合意が下りた模様です。
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豚の胚に人のIPS細胞を取り込み、人に移植可能な臓器を作る。
「動物性集合胚」動物の子宮に戻し、人の細胞を持った生命の誕生を認めることなどが盛り込まれているとのこと。全く持って知りませんでした。
IPS細胞のマウス実験ではなく臓器製造の解禁。人は過ちを必ず犯してしまう。
生まれた動物の生殖器に、人の精子や卵子が混ざる可能性を恐れて当面は受精を禁ずるとのこと。
とはいっても動物の夜の営みに、人が紙面上に書き記したルールを完全に適用出来るのだろうか…。
僕は人間ですか?
それとも…。。
少なくとも、そのような事態にだけは絶対にならないようにしてもらいたい。
人に移植するための臓器を豚を介して製造する。
これについては、賛否両論があると思う。宗教的な面や、倫理的な面。得体の知れないものへの怖さ。
人が踏み込んではいけない、行き過ぎた行動には苦言を呈したいところではある。
ただ、人の考えは、置かれている立場によって態度が変わるのも事実。
もし、自分が、そして家族が…。
その立場に実際に置かれた場合、僕は藁をもすがるし、当然の如く豚にもすがる。
「違うんじゃない?おかしいんじゃない?」いろんな意見は確かにある。
でも、まずは、五体満足であることに感謝をしていきたい。
昔、7つの贈り物という映画を見た。
「神は7日間で世界を創造した。僕は7秒間で人生を叩き壊した…」
事故で多数の命を奪った男が、見ず知らずの7人の人に命を贈るヒューマンドラマ。
その映画に感化されてからなのか、実のところよく分かっていないが、緑のカード(意思表示カード)を、いつも間にか保持するようになった。
本人と家族の署名はしている。
保持した瞬間に脳死するのでは、AED による心肺蘇生中に意思表示カードが見つかった瞬間に、蘇生回数が減らされるのでは....?
つまらない自問自答しながらも、常に財布の中に持ち続けている。全て提供に丸をしているので、万が一の際には、僕の身体を隅々まで、有効活用していただきたい。
ただ、生きているうちは…。勘弁して欲しい。
緑のカード(意思表示カード)そういうのもあったよねと思える時代が、10年後ぐらいには、やってくるかも知れない。
これからは、限りなく健康で、かつ、働き続けなければいけない時代がやってくる。
動物を介した臓器移植。賛否両論はある。
ただ、いつの時代も金持ちだけの命が助かる時代になってはいけないとだけは願っていきたい。
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