下級てき住みやかに

【兄弟・障害・結婚】めぐり逢う運命って本当にあると思うから。しっかりと捉えてほしいから。2/3

本ブログは、兄弟を障害に持つ人が結婚する際に少しでも何かを感じ取って欲しいと思い記載しています。【兄弟・障害・結婚】の検索で誘導される内容には、やはり淋しさを覚えます。少しでも新たな風を送りたいと素直に思っています。僕も乗り越えた一人です。

貴重な時間を無駄に出来ませんので言いたいことを先に書いておきますね。

前置き

本記事は僕の結婚の馴れ初めを主に書いています。別に、ウフフとかエヘヘとか、言いたいわけではありません。「障害の兄弟のことを隠したい、隠してもいいですか」検索でヒットする文面が悲しいのです。

綺麗ごとじゃなくて痛いくらいに気持ちはわかる。相談できない心の叫びが突き刺さるのです。

「障害の兄弟を隠していきたい」

生きてる人の存在を隠すことって、駄目なことだと思うんだよね。人として生きていく上でね。障害の兄弟を隠すのではなく、兄弟を隠したいと言う気持ちを隠して欲しいと切に願っています。気持ちに嘘があってもなんでもいいよ。僕も本音は嫌だからね。

どっちを隠れんぼの対象にするのか。大事なんだよ。

結婚ってね、夫婦になることじゃないから。結婚って家族になることだから。これ、当たり前のようで実に奥が深いんだよ。

どんだけーってぐらい。伝えたいことはそれだけ。

辛いのに、君の境遇のこと何も知らないのに余計なお世話です。本当にごめんです。

僕も、何度か捨てられた。次に会ったら、ウンコ投げてやるから。笑

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あっ、続きは別に見なくてもいいですよ。言いたいこと言った。僕の下りこの際どうでもいいや。
一応、前回の続き。昔の日記から起こしている。3回になりそう。ナンバリング訂正
前回を見逃した方はこちらを。長文でごめんなさい。

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出逢いは突然でいい加減 No.2

彼女の部屋におじゃまする。とてもシンプルに纏められた部屋。テレビにベット、小さなテーブルのみが置かれている。そしてテレビ台の上には写真が立て掛けてあった。

柔道着を纏ったガッチリとした体系の男性と彼女が寄り添って笑ってる。筋骨隆々の重量感がある怖い人。

彼女:「その人、彼氏だよ。柔道で県でもトップレベルの人。」
僕 :「えっ!凄いですね。素敵な方ですね。」

見つかれば、瞬殺で殺されるシチュエーションを兼ね備えている。僕は、書道の嗜みは少々持ち合わせてはいるが、柔道は義務教育で畳と戯れた程度。

「畳さん、こんにちは、あはは」ってね。柔道vs書道なんて結果は一目瞭然である。

夕食を食べたら即行で帰ろう。僕が唯一勝てるとしたら瞬足しかない。怯むことはない。地元から実に50キロも離れているのだから。そんなことばかりを考えていた。

夕食がテーブルに並べられる。天ぷら。凄い!
彼女:「お客さんから野菜を貰ったから。」

僕は、テーブルに並べられた夕食を食べ始めた。食べる。あっ美味い。食べる。食べ…。あっ、何か変。やばい。えっ...。涙…。予想だにせずに涙がとめどもなく溢れ出す。僕は壊れてしまったのかも知れない。食事を取りながら泣き崩れてしまった。

彼女:「どうした。どうした。ご飯を食べながら泣く人、初めて見た。いいよ。泣いても」

単純に優しさに飢えていたのだと思う。彼女は、話を聞いてあげるよと言って、ビールを出してくれた。飲んで吐き出しちゃえってね。飲んで気づく。あっ車。家も遠いし帰れない。明日は会社。まぁもうどうでもいいや。

僕は一晩中彼女と話をしていた。昔、恋人を亡くしたこと。母親を亡くしたこと。父親が重い病にかかっていること。そして、弟が知的障害であること。どのような順位で話をしたのかよく覚えていない。

心の中に溜め込んでいたことを淡々と話していたのだと思う。僕はそのまま寝むってしまっていた。

朝起きると、彼女は出かけようっていう。会社には風邪を引いたと嘘の連絡を入れる。月曜日は美容室は休みだけど一般企業は出勤日だ。

適当に車でブラついていると、彼女は僕の家に行きたいという。田舎だからね。巡るような場所もないから家でゴロゴロ過ごすのも一般的なパターンだね。違うのかな?

僕の部屋で時間を過ごす。音楽を聴いたりゲームしたり。そして、トイレにいってくるって彼女が部屋を出る。30分経っても帰ってこない。遅いなぁと思っていた矢先に僕の部屋に戻ってきた。
「弟に飴ちゃん貰ったよ〜。」口に頬張ってる。
僕は、とっさに「ごめん」と言った。彼女が血相を変える。「なんで、ごめんなの。飴を貰っただけだよ。変だよ。」僕の言動が見透かされた。僕は、彼女に素直に「ごめん」と言ったことを訂正し謝罪した。
彼女は笑って僕にOKサインを出した。

彼女を家に送り届ける。もう、逢うこともないだろう。少し寂しい気持ちで家に送る。でも彼女は、去り際に、次の日曜日に逢いに来てと言ってきた。

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そして僕は結婚する。

彼女と待ち合わせの約束をした。お店のオーナーが結婚式の着付けに入ったため休みだったらしい。普通に、二人でご飯を食べて、ブラブラと買い物を楽しんだ。はた目から見れば恋人どうしのデート。彼氏には悪いと思いつつも普通に楽しかった。

夕食の後に、ふと目についた公園の駐車場に立ち寄る。彼女が車を停めてと言ってきたから。そして彼女が数分間黙り込む。どうした?

彼女:「人生を一緒に回ろうか。」
僕 :「ん、どういうこと?」プロポーズ?
彼女:「人生を一緒に回るよ。」動揺した。
僕 :「えっ、彼氏いるよね。」冷静に突いた。
彼女:「だね。よっし!車を少し前に出して。」

この頃は、携帯とPHSという2種類の電話があった。PHSは格段に通話料金が安く端末は無料であるため貧乏人携帯と呼ばれてた。繋がりにくいのが特徴。でっ、感度のいい場所を探す。

彼女は、彼氏に電話をかける。簡単な挨拶を済ませ単刀直入に申す。

彼女:「ごめん、結婚するから、いい人を見つけてね。じゃあ。」電話を切る。
彼女:「よし、終わったよ。」

いやいや普通に終わらない。全て唐突すぎる。発想が理解出来ない。男を転々と変える系の人ですか?彼氏とグルの結婚詐欺師ですか?彼氏が殴りに来ないですか?僕は弱虫ですよ。いろんなことがぐるぐると頭の中を駆け巡る。

美容師で年下で、彼氏がいて髪が黄色であることしか僕は知らない。天然素材と熱い心は十分に理解した。でも話しの展開が見えない。

一体、君の望みは何でしょうか?

彼女:「つまりそういうこと」どういうこと。
僕 :「ん?はい?」 あんた馬鹿?

お互いの事を知らなさすぎる。急に湧いて出たような話。このレールって何処に繋がっているのだろう?飛び乗ってもいいの?この人は何を考えている?

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でもね、障害の弟を見て、眉一つ変えない。そんなミステリー列車に飛び乗るのもありなのかと正直思ったよ。トラウマになっていたし、そもそも、変わり者って現れないと思ったから。

彼女は語る。子供2人と犬が欲しい。旅行は年に1度は必ず行く。お互いのことを束縛しない。そして人としての考えを持って生きていくこと。それ以外は、どうでもいいと言う。僕は彼女のことを何も知らないけど婚約したみたいだ。

僕はあまり何も気にしない性格だということを改めて知った。 

彼女が不登校だったこと。小学校の卒業と同時に親元を離れ、不登校が集まる県外の学校に行っていたこと。引きこもり、自閉症、イジメ、不良、色んな諸事情を抱えた人達と共に寮で生活していたこと。高校を中退し美容師になったこと。

結婚してから少しずつ知っていく。良いところも悪いところも、お互いの事を結婚してから知っていった。案外、そういうの、ありかもね。ないかもね。

まぁ人それぞれということで。てぇい!

 

その1週間後に彼女の親に逢う。そして、僕たちは結婚する。運命のシナリオ大丈夫?出来杉君?

To be continued.

どうでもいいけどおまけだよ。

車を停めた公園の駐車場の近くに、僕らは家を建て、僕と嫁と娘2人とわんこ2匹で住んでいる。公園は、わんこのお気に入りの散歩コース。必ずウンコする。おいおい汚すなよってわんこに言う。