下級てき住みやかに

内職とドミニカ共和国と泣きながら歌いだす女

タイトルからは何も推測できない。グーグルのクローラーもなんじゃこら!なめてんのかってなる。

まぁ仕方がない、単語から連想する言葉は人それぞれで自由なのだから。


春の陽気に誘われて散歩中に内職している婆さんを見かけたのだが、昔をふと思い出してしまったからね。

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今も存続するのかしないのか?どっちだ!

昔ね、戸別訪問の飛び込みで寄付金を募る集団がいたんだけど。

寄付金を何に使っているのかは正直わからない。

本当に寄付をしているのか、はたまた乾杯って言って、ぐびぐび飲んでいたのかも定かではない。

その後ぐらいから、報道で取り上げられ取り締まりも厳しくなっていったんだけどね。

※あくまでも募金詐欺の集団のことで記載しています。非利益で頑張っている団体を否定しているわけではありません。

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でね。凄いんだよ、その集団って。

たまたま、コンビニに行く途中で玄関にいたから覚えている。

まず、綺麗な若いお姉ちゃんが家に訪問にくる。そんで母ちゃんが対応する。

田舎の人はとにかく馬鹿親切なんだよ。

誰でも ウェルカム 姿勢で話を聞くんだ。暇なのか警戒心がないのか本当に田舎の人っていうのは....。

おまけに座布団まで準備してあげるからね〜。

 

謎の女「ドミニカ共和国の子供達にクレヨンを送りたいんです。」
謎の女「1000円から皆様より寄付をお願いしています。」
謎の女「田舎から出てきて頑張っています。」
母ちゃん「大変だねぇ。お母さんは元気」
謎の女「体調よくないんです。仕送りしています。」

 

なんかこんな感じのテンポでファーストコンタクトが始まるんだよね。

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そして泣き脅しっぽい戦略が開始される。

急に私は歌うと宣言 するのだ!

しかも、母さんの歌。こいつはぶっ飛んだ。開いた口が塞がらないよ。

 

謎の女「寄付して貰うために私は歌います。」
謎の女「母さんが夜なべをして~手袋編んでくれた~」
母ちゃん「ちょっと待っててね。はい、1000円」
謎の女「ありがとうございます」
母ちゃん「いいんだよ、しっかり頑張りなさい。」

 

内職でもらった茶封筒から1000円を出して渡している。謎の女は涙ぐむ。

母ちゃん、病気がちだったけど家庭を支えるために一生懸命に内職をしていた。

内職の1000円って、5時間分だよ。なんでいきなり渡してんだよ。

どう見ても怪しいじゃん。

うぁっ!うさんくさ。当時、高校生だった私は噛みついたんだけど。がぉーって!

「クレヨン買ってやりたいんならさ、最初からバイトすればいいじゃん。正攻法で確実だし効率的だし。それで買えばいいんじゃないの」

謎の女は何も言わずに足早に去っていく。

 

その後に、コンビニに向ったんだけど、駐車場に謎の集団がいてね。10人ぐらいいたと思うけど。

そんでさっきの謎の女がリーダ格みたいな人に言ってるの。

謎の女「私、涙流して歌ったのにさぁ、たった1000円だよ。しけたばばぁだった。」

 

いやぁびっくりしたね。食いかかってやろうと思ったけど何故だかしなかったね。

なんでだろう。たぶん、謎の集団御一行様が怖かったのかも知れない。相手にしたくなかったのかも知れない。

 

母親の思いをぶち壊された感じがして無性に悔しくて、訳もわからず、あんた達みたいな人の弱みに付け込む大人には絶対にならないって勝手に心に刻んでいたような気がする。

 

なんかそういうのって良くないぞ!っていう気持ちが、母ちゃんの出したなけなしの1000円によって、今でも教訓のように自分の心に刻まれ続けている。

あながち、騙されていたとしても安かったのかもしれない。