下級てき住みやかに

親が他界 障害者の兄弟の面倒を20年嘘をつきながらみている

弟が自殺を図る

私は10歳の時に母親を亡くし、20歳を過ぎた頃に父親を病気で亡くした。
そして弟は自ら手首を切った。

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弟は、幼い頃に熱性痙攣を引き起こし、救急車の中で心停止。
医者からは一旦見放されたが命は繋ぎ止めた。
代わりに神様から脳に障害を持って生きていくことを告げられる。

 

いつまで経っても小学生の考えから成長しない。大人になっても社会が、まともに取り扱ってくれるわけでもない。そして、彼は自閉症と呼ばれるようになる。死んだ父親が唯一の理解者であり、彼が生きるための最後の砦でもあった。

 

父親の葬儀がひと段落した後に、実家の包丁がないと嫁が言う。
実家を探しまわると弟が手首に包丁をあてて切っている。
包丁を取り上げた途端に弟が言うんですよね。


「僕は馬鹿だけど理解は出来る。
自分一人じゃ生きられないことも、結婚したばかりの兄ちゃんにも迷惑はかけれない。だから心配しないで欲しい。」

「何を言ってるんだ、お前は馬鹿じゃない。馬鹿は兄ちゃんだ。
お前の面倒ぐらいなんとでもする。だから心配せずに生きろ。」

そして地獄が始まった

そう言いきったのが、ちょうど20年前の馬鹿な台詞。本当に馬鹿だわ。

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昼ドラのワンシーンのようではあるのだが、現実はとってもシビア。

誰も無関心で、低視聴率で、おまけに最終回も全く見えてこない。

20年前は、地デジではなくアナログのはずなのに未だに色褪せもしない。

障害年金(2級)は貰ってはいるが、生活の全てをカバーすることはできない。

知り合いの居酒屋の主人に月に数回だけ働かせてもらったこともあったのだが、理不尽なサラリーマンに、オーダーが遅いという理由で、頭から何度もビールをかけられたらしい。結局は、何をやっても仕事が続かない。

それでも仕事をしたい弟は、ラーメン屋でこっそりと働いていた。

時給300円。もう奴隷だ。気が付いて、ラーメン屋に怒鳴り込みに行こうと思ったら既に潰れていた。まぁそうでしょ。そんな店なんて潰れて当然だよ。

だから、仕事のできない弟の生活費を私がカバーし続けている。

 

必死に残業し、副業しながら小銭を稼ぐ。家庭を支え、子供を大学に通わせ、弟に仕送りしながら生き長らえる。学歴乏しいアラフォー。
蟻ではなく、キリギリスになりたい。
濁音付きで、ギリギリスでもいいのに。

働いても下級クラスの生活からは抜けきれない。
ブログのタイトルの本質は此処にもあるのだぞと。さりげなくアピールしてみた。

 

弟さえいなければと節に願うことは幾度もある。
中途半端に蘇生させないで欲しかったと叫びたい。血縁関係があることを恨んだりもする。本音を吐き出すと全てが壊れてしまいそうだから必死で嘘を付き続ける。

「大丈夫だよ兄ちゃんがいれば安心だから」

断じて、私は聖職者ではないし、丘の上のセレブでもない。親族から自殺者が出ることをただ怯えている。怖れている。私が見捨てると、弟は死ぬ方向で、即再検討していくだろう。
嫁にも子供にも嫌な思いもさせたくない。後味が悪い状態で生きていくことを恐れて、嘘をつき続けるエゴイスト。

 

仕送りする度に、いつも必要以上に、馬鹿見たいにお礼を言ってくる。しかし、彼には全く悪気がない。大袈裟に神のように崇めてくることもある。
しかし、あんたの兄さんは紙のように薄っぺらい心の持ち主で、本音は見捨てたいという気持ちを常に纏い、仮面を被り続ける偽善者なのだ。

 

 

まぁそれでも、20年頑張れた。いつでもリタイアしたいけど、そんな勇気もないから、前向きに頑張っているのだけどね。
私がリタイアを宣言する時は、役場に出向いて、憲法第25条を大声で叫ぶから、弟のことだけは、お願いしにいこう。

当面は嘘を続けていくのだろう。嫁は私の嘘が好きなようだ。

「いいことあるよ。」そう言い続けられて20年。あんまりないけど、まぁいいや。でも、嫁には感謝している。普通嫌だよなぁ〜兄弟に障害者いると。

 

おーっ残業中にグラブルっぽくブログってしまった。たまには叫んだっていいよね。