下級てき住みやかに

人間関係 不倫とプリン男爵と蜜の味

火のないところにいても煙は立つようだ。
意図しない出来事が前触れもなく突然降りかかる。

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急務な仕事で夜を徹し、しばし、朝方に帰宅することも、コンピュータプログラマーという安い職種に就いている私としてはよくある光景だ。

 

徹夜明けの朝食を摂るために、決まって訪れるインターチェンジ沿いのセブンイレブン いい気分!
変化球のない惣菜パンにホットコーヒー、そして、ここは拘っている「カスタードプリン〜ぐっとたまご〜」 200円(税込)

惣菜パンは必ずチンしてもらう。
常連だからこそレジに置いただけで、VIP待遇の如く電子レンジへと運ばれる。

違いのわかるプレミアムな大人とはそういうものなのだ。

 

駐車場の一番端に停めた車に戻り、運転席のドアをフルオープンにした状態で惣菜パンにかぶりつく。
車内に匂いを充満させないための紳士の嗜みなのだ。

カスタードプリンぐっとたまごは、純粋に半分をオリジナルで味わい、残りを濃厚なカラメルソースに絡めて食す。本日も実にデリーシャスで、贅沢な朝なのである。

 

ふと、目線を前にやると黒の高級セダン。
どうやらラブホからの朝帰りらしい。片田舎のインターチェンジ付近は、何故にこうなっているのか不思議でたまらない。

 

高級セダンに乗っているカップルと目が合い、少しの間と、若干の睨まれた感はあったのだが、車を降りれば、裸眼視力0.1のプリン男爵としてはどうでもいいことなのである。

仕事帰りの疲れた体にひと時の余暇があれば、それで充分なのだ。

 

家に帰り、シャワーを浴びて先ずは一眠りする。
夕方まで爆睡した後、スマホを確認すると、1件のショートメール


「嫁には黙っていて欲しい。」

送り主は、同じ地区ではあるがこれといった共通点もない同世代の近隣住民。

地域のローテーションで回ってくる草刈り専属役員で、幾度か連絡を取り合ったぐらいのお付き合いでしかない。
LINEでもなくメルアド経由でもなく、電話番号を介してのショートメール。関係性が浅いことを物語っている。
仮に彼を紹介したとしても、Aさん、Bさんではなく、カテゴリ的に言えば、第三者のその他大勢に含まれる。あくまで、私の基準値ではそうだ。

 

唐突なファーストコンタクトであったため、私の感ピュータは一瞬スパム?を疑ったが、同じ地域住民として社交辞令だけは全うしておこう。

「あの、すみません。なんのことでしょう」

一文だけを返信。まぁ間違いの連絡であれば消去していただいても構わない。

 

「確かコンビニ前で会ったよね。見たけど。」
「その、嫁にばれたくないから」
「他言無用で。」
「約束して。」
「相手にだって…。」
「だから、hogehoge…でさ。」
「バレたら許さ…。」

一方的なショートメールはこんなもの。
長文なんて送れないから立て続けに通知される。
何を焦っているのか、随分とご丁寧に情報を開示してくる。申しわけないのだが、私に君の日常生活のホウレンソウは要らない。


裸眼0.1の私には、寝耳に水。何も言わなければスルーできたのに。
火のないところにひっそり佇んでいても、勝手に敷地に入りこまれ、焚き火を始められ、意図しない不明な約束をさせられてしまう。

先ず第一に、私は君が結婚していることも、嫁の顔すら知らない。何も言わないし、興味もないし、話さないから安心してほしい。


君のことは、その他大勢の認識から除外し第四者として振舞うから。

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危険な恋の大人の蜜の味。

私に気兼ねせずに大いに励んで欲しい。君は、赤の他人なのだから。

 

第四者である彼が、私のブログにたどり着くことはないのだが、彼の名誉のために、ネチケットとして、メールの内容は変化を加えたフィクションとして処理しておこう。

焦る心から、上目線で命令したい気持ちも分からなくはない。しかし、


「あんたにもわかるだろう」

などと、勝手に同情を持ちかけることは辞めていただきたい。

 

先ず、唐突過ぎて、何が起きたのかわからないから。
空いた口が未だに塞がらないから。

カスタードプリン〜ぐっとたまご〜が好きだとアピールしても、本音は、パステルのなめらかプリンの方が好きだから。

それぐらいの浮気しかできない小心者だから。

そもそも私はモテない。

私は、200円のプリンを贅沢品と堪能し余暇を満喫できるプリン男爵なのだから。